4/27
フリーローンとカードローンは
どちらがおすすめ?違いを徹底解説
フリーローンとカードローンは
どちらがおすすめ?
違いを徹底解説
ローン
ホームフリーローンとカードローンはどちらがおすすめ?違いを徹底解説
給料日前や出費が重なるなど、お金が急に必要となる場面もあるでしょう。お金に困った際に活用できる方法として「フリーローン」や「カードローン」などが挙げられます。どちらも、使用用途に縛りがなく比較的自由に使えるため、重宝することが多いです。一方で、それぞれの違いを知っている方はそこまで多くないでしょう。自身の世帯の収入や支出に見合ったお金の借り方を選ぶためには、それぞれの特徴や借入方法などを把握しておくことが大切です。そこで今回は、フリーローンとカードローンの特徴やどういった点が異なるかなどを紹介するとともに、どちらを利用したほうがよいのかにも触れていきます。
フリーローンとは?
主に、銀行や信販会社などが扱っている個人向けの融資のことを「フリーローン」といいます。私的な用途であれば利用制限が設けられていません。一方で、事業や投資目的に用いることはできないと定められています。
融資形態は「証書貸付」と呼ばれる形態です。証書貸付とは、お金を借りる際に契約書の作成を行い、審査を経て、契約書に記載された金額を借りる融資契約のことを指します。(最近では申し込みから契約までインターネット上で完結するタイプが主流となりつつあります。)審査に通れば申請した金額が、一括で振り込まれます。申請した満額が振り込まれるため、家具や家電の購入、旅行代金、引越し費用など、ある程度まとまった金額が必要となった際に、使い勝手のよいローンといえるでしょう。
フリーローンと他のローンの併用は可能?
フリーローンの契約をするタイミングで、住宅ローンや自動車ローンにも申し込みたいという方もいるでしょう。住宅ローンや自動車ローンなどは、目的ローンと呼ばれており、定められた目的以外には使用できません。つまり、住宅ローンであれば、住宅購入やリフォーム、土地購入など、住宅に関わる費用にしか使えないということです。
ただ、金融機関によっては、住宅ローンを利用する方に向けたフリーローンを提供しているところもあります。その場合は、併用も可能です。ただし、借り入れや収入状況などによる所定の審査が行われるということは覚えておきましょう。
フリーローンの融資額は収入の1/3?
クレジットカード会社や消費者金融などの貸金業者のキャッシング枠については、貸金業法に基づき、借り入れできる金額の上限が定められており、これを総量規制といいます。総量規制により、貸金業者から年収の1/3を超えるフリーローンを借り入れることはできません。 銀行のフリーローンは総量規制の対象ではありませんが、利用者の多重債務や過剰融資を防止するため、銀行独自の規定によって同様の制限を設けている場合が多いようです。
カードローンとは?
カードローンは、金融機関や貸金業者などが扱っている、個人向けのローンです。利用可能範囲内でお金を借りることができる「当座貸越」という、貸付形態になります。例えば、審査の結果、借り入れの利用限度額が50万円と決められた場合、必要であれば満額借りることができます。専用のカードが発行され、ATMで自由に借り入れや返済ができる点が特徴です。
フリーローンとカードローンの違い
「フリーローン」と「カードローン」は混同されることが多いですが、違いはいくつもあります。主な違いとして挙げられるのが、「取扱会社」「借入回数」「金利」「返済期間」の4つです。それぞれどのような違いがあるのかを紹介します。
取扱会社が異なる
フリーローン商品を扱っている金融機関は、主に銀行です。その他、信販会社やクレジット会社の中にも取り扱っている会社があります。一方で、カードローンを取り扱っている金融機関は、銀行や信販会社、クレジット会社、消費者金融など、さまざまです。この点は違いの1つといえます。
借入回数の違い
証書貸付であるフリーローンは、契約時に希望額を申請し、審査に通ればその金額が指定口座に振り込まれます。そのため、1度の契約につき借り入れは1回のみです。さらに追加融資を希望する場合は、再度審査を受ける必要があります。また、初めの審査に通ったからといって、必ずしも追加融資が受けられるわけではありません。
カードローンでは、契約した段階で借入限度額が決まります。限度額を超えなければ、融資を受けることができ、かつ借り入れ回数の制限もありません。また、返済した元金分を再び借りることも可能です。
金利
金利は、融資を受ける際に押さえておきたい大切なポイントの1つです。一般的にカードローンのほうが、金利が高めに設定される傾向にあります。
ただし、金利は金融機関によって異なるため、一概にフリーローンの金利が低いとはいい切れません。融資を受ける際は、借入金額や金融機関の条件を踏まえたうえで、収入に合った選択することが大切です。
返済期間
フリーローンは、契約した段階で月々の返済額が明確に定められています。また、完済までの期間も決まっているのが特徴です。金融機関によって異なる部分もありますが、最長10年の返済期間を設定しているところが多くなっています。完済に至るまでの管理がしやすい点も特徴の1つといえるでしょう。
一方で、カードローンは利用できる金額内であれば、必要に応じて融資を受けることができます。完済までの期間も明確に決められていません。借入額によって月々の返済金額が変動していくため、毎月の借入総額を把握しておく必要があります。総額を把握していないと、返済額を間違えたり、滞ったりしてしまう可能性も考えられるでしょう。
融資に必要なもの
2つのローンに関して、融資を受ける段階で必要となるものにも違いがあります。必要になるものも、どちらのローンに申し込むべきか判断するための基準の1つになるでしょう。ここでは、それぞれの契約時に必要なものを紹介します。
フリーローンに必要なもの
通常、フリーローンの申し込みに必要となるのは、本人確認のための証明書と預金口座です。本人確認に使える証明書の例として、運転免許証やマイナンバーカードなどが挙げられます。預金口座は融資確定後に資金が振り込まれるほか、返済時にも使用します。銀行で申し込む際は、同じ銀行の口座を用意しておいたほうがスムーズに進んでいくでしょう。
また、借入金額が一定額を超えるケースでは、源泉徴収票や確定申告書などの収入証明書が必要です。必要となる金額に関しては、金融機関によって異なります。さらに、金融機関によっては、用途の申告を求められるケースもあるということは覚えておいたほうがよいでしょう。
カードローンに必要なもの
カードローンの申し込みにも本人確認資料が必要です。運転免許証やマイナンバーカードなどが求められます。また、借入額が50万円を超えるケースなどでは、収入証明書として源泉徴収票や納税証明書などが必要となることが一般的です。銀行のカードローンでは預金口座が必要となる場合もあるため、検討時にはホームページなどで確認しておきましょう。
借入方法について
最近は、スマートフォンやインターネットが普及していることもあり、以前と比べてローンが利用しやすくなりました。借り入れまでの手続きが、スマホだけで完結するようなケースも多いです。それぞれの借入方法について、以下で紹介します。
フリーローンの借入方法
以前までのフリーローンの申し込みは、窓口や郵送で行うのが一般的でした。しかし、最近はインターネットで申し込みから契約、借り入れまですべての手続きができる金融機関が増えています。
基本的な流れは、どこの金融機関でもほとんど変わりません。まず、金融機関が設けている申し込みページを開き、住所や年齢、生年月日などの必要事項を入力します。その後の仮審査に通れば、本人確認書類といった必要な書類を提出して本審査です。インターネットやアプリを使ってアップロードできるケースもあります。本審査に通れば、契約を交わして融資開始です。
カードローンの借入方法
カードローンではインターネットによる申し込み以外に、電話や郵送、ローン契約機による申し込みなどの方法があります。インターネットでの手続きは、フリーローンと同じく比較的簡単です。申し込みからカード発行まですべて、インターネット上で完結するため、気軽に利用できるでしょう。
フリーローンとカードローンのどちらを利用したらよいか?
2つのローンの違いを理解したうえで、どちらを選んだらよいかわからないという方もいるでしょう。そこでポイントとなるのが、ローンの使い道です。ここでは、フリーローンとカードローン、それぞれに向いているケースを紹介します。
フリーローンが向いているケース
フリーローンは、契約時に決定した借入額を一度に入金されるという性質上、まとまった金額が必要なケースに向いている方法です。例えば、冠婚葬祭や旅行をする際など、お金が必要となったときや、高額な家電や引越し費用など、必要な金額が事前にわかっている場合などに利用しやすいでしょう。
フリーローンは、借入限度額が高めに設定されている点が特徴です。金融機関によっては、無担保で1,000万円程度まで借りられるケースもあります。そのため、高額の借り入れを希望する方も検討してみるとよいでしょう。
また、借りすぎを心配する方や、金利を抑えて融資を受けたい方などにもおすすめです。計画的な返済ができるため、安心して融資が受けらます。
カードローンが向いているケース
カードローンのメリットの1つとして、融資までの速さが挙げられます。申し込む会社や内容によっては、即日融資が可能なこともあります。今すぐお金を必要としている方に向いているといえるでしょう。例えば、急なケガや病気の影響で、入院費や生活費を確保する必要がある場合に重宝します。また、限度額を超えていなければ何度でも借り入れができるため、仲間内でのお祝いといった、ちょっとした出費にも活用できます。
ただし、審査基準は金融会社によって異なります。申し込みをしたからといって必ず審査に通るわけではありません。そのため、緊急でお金が必要な事態であっても、借りられないケースも考えられます。不測の事態に備えて、普段から緊急時の金策について考えておくことが大切です。
まとめ
フリーローンとカードローンは、どちらも生活を送るうえで、困った際に役立つ融資です。一方で、それぞれ特徴やメリットは異なります。フリーローンは支払いが一定のため、返済計画が立てやすいという特徴がある反面、借り入れは一度しかできません。対して、カードローンは利用限度額を超えていなければ、いつでも借りられるといった側面があります。どちらの商品にもそれぞれメリット・デメリットがあるため、世帯の収入や家族構成、ライフスタイルに適したローン商品を選ぶことが大切だといえるでしょう。
京葉銀行では、フリーローンとカードローンともに取り扱っています。どちらの商品を選ぶべきか悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。
また、住宅やマイカー購入の際にお役立ていただける目的別のローンも用意しておりますので、用途や返済計画に合わせて最適なローンをご紹介することが可能です。