京葉銀行
2022
9/06

「ファンドラップ」とは?
資産運用を投資のプロに“おまかせ”する
メリットも解説

「ファンドラップ」とは?
資産運用を投資のプロに
“おまかせ”するメリットも解説

資産運用・NISAローカル
資産運用・NISAローカル

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貴重な老後の資金源となる「退職金」や、家族から「相続」で受け継いだお金など、大切なお金をどのように扱ったらいいか迷ってしまう・・・という方は少なくありません。このようにまとまった資金が手元にあり、運用を検討している場合には、ファンドラップを選択肢に入れてみるのがよいかもしれません。

本記事では、資産運用の考え方や商品選択の仕方が分からない方でも始めることができる「ファンドラップ」についてご紹介します。

資産運用のハードルは、投資初心者には決して低いものではありません。初心者のよくある悩みとしては、以下のようなものがあります。

  • ① 自分がどれくらいのリスクを取ってよいのか分からない
  • ② 色んな投資対象があって、どれを選べばよいのか分からない
  • ③ 投資運用を始めても、その後に運用状況をチェックする時間が取れない、そもそも運用状況をどうチェックしてよいのか分からない

①〜③について、“あるある”と感じた方もいるのではないでしょうか。ただ、ここで挙げた悩みは、初心者のみならず、投資経験のある方にとっても悩ましい問題ばかりです。
ですが、このような悩みを一挙に解決する方法がないわけではありません。本コラムで紹介する「ファンドラップ」へ投資することは、その方法のひとつです。

では、いったい「ファンドラップ」とは何なのか。次の章で詳しく解説してきましょう。

  • 京葉銀行では、りそな銀行を投資一任業者とする「京葉銀行ファンドラップ」を取り扱っております。京葉銀行は、りそな銀行の代理店としてお客さまとりそな銀行との投資一任契約手続きをおこないます。
  • これ以降は便宜上、「京葉銀行ファンドラップ」を例示モデルとして解説をして参ります。

ファンドラップの商品特徴

ファンドラップとは、金融機関と「投資一任契約」を結ぶことで、投資のプロに資産運用を“おまかせ”できる投資一任サービスです。

ファンドラップでは、一人ひとりのニーズに合わせた運用方針のもとで、投資のプロがいくつかの投資信託を組み合わせて運用します。

投資信託自体も投資のプロが運用してくれる商品ですが、こちらは一人ひとりの投資家の考えに合わせて運用してくれるものではなく、運用会社の最初に定めた方針に沿って運用されています。リスクが偏らないようにするためには、複数の投資信託に資産を分けることが有効ですが、投資家自身でそれらを選ばなくてはいけません。
一方、ファンドラップでは、プロが“最適な組み合わせ”の投資信託を選んで運用をしてくれます。

ファンドラップを提供している金融機関はいくつかあります。しかし、どこでも同じサービスや運用成績が期待できるわけではありませんので、過去の運用実績やサービスの内容を確認することが重要です。

例えば、「京葉銀行ファンドラップ」では、安定的かつ長期的な収益が求められる年金運用において50年以上の実績がある“りそな銀行の資産運用部門”が運用に携わっており、他のファンドラップと比べても大きな魅力と言えます。

ファンドラップを始めるには

まずは、自分の運用目的や投資方針を整理することからスタートします。「どうやって投資方針を考えればよいのか分からない……」という方でも、「京葉銀行ファンドラップ」の取扱店舗で、アンケートに答えながら相談をすることで、自分に合った投資方針を明確にしていくことができるので安心です。

ある程度リスクを負っても収益を狙いたい「積極型」なのか、あるいは、安定性をなるべく重視したい「慎重型」なのか、それとも「バランス型」なのか、といった投資方針が明らかになれば、60種類のポートフォリオの中から最適な資産配分の提案を受けることができます。
相談の結果、自身の考えにあったポートフォリオが決まったら、りそな銀行と投資一任契約を結び、運用が開始されます。運用中はりそな銀行が市場環境の変化に応じてポートフォリオのメンテナンスなどを行います。運用状況は取扱店舗や定期的に発行される「運用報告書」で確認することができます。

ファンドラップのメリット

ファンドラップは、大きく4つのメリットが挙げられます。
1つ目は、先に述べたように「自分のリスク許容度に見合った方針で運用してくれる点」です。ファンドラップ取扱店舗で相談をすれば、自分のリスク許容度とそれにもとづく投資方針を決めることができます。
「京葉銀行ファンドラップ」では60種類のポートフォリオが用意されており、その中から最適な資産配分での運用を提案してもらえます。もちろん運用開始後も、時間の経過(年齢の経過)とともに自身の投資方針が変化したときには、それに応じたポートフォリオへの見直しを相談することもできます。

2つ目は、「最適な国際分散投資をプロが行ってくれる点」です。資産運用の鉄則は「分散投資」です。
「京葉銀行ファンドラップ」では、りそな銀行の年金運用で培われたプロの運用力で、それぞれの投資家の投資方針に見合った分散投資が行われています。

3つ目は、「運用状況をプロが常時確認し、定期的にメンテナンスを行ってくれる点」です。これは、忙しくて運用に時間を割けないという人や、そもそも運用状況をどうチェックしてよいのか分からない人には特に大きなメリットです。

資産運用において肝心なのは、運用開始後の「ポートフォリオのメンテナンス」です。当初は最適なポートフォリオと考えられたものでも、組み入れた商品のそれぞれの価格変動によって、ポートフォリオのバランスは変わってしまいます。このため、ポートフォリオの見直しは定期的に行う必要がありますが、ファンドラップではそれをプロが代わりに行ってくれます。また、投資家一人ひとりに専用の報告書が定期的に作成されるので、ファンドラップの運用状況は簡単に確認することができます。

最後に4つ目は、お客さまに寄り添う「資産管理機能」があることです。
ファンドラップでは、目標とする利益水準に到達すると自動的に解約してくれる「プロフィットロック」(利益確定機能)や、設定額以上に損失が膨らまないように自動的に解約してくれる「ロスカット」(損失拡大抑制機能)といったサービスを設定しておくことができます。
また、定期的に一定金額を受け取りたいお客さまには、定期受取サービスなどがあります。
多彩な「資産管理機能」はファンドラップの特徴的なサービス機能と言えるでしょう。

メリット尽くしに聞こえるファンドラップですが、投資信託などと比べて手数料の種類が異なるなど、お客さまの負担する費用内訳やコスト水準には注意が必要です。

投資信託では、「販売手数料」のほか、保有期間中に「信託報酬」という手数料が発生します。一方のファンドラップでは、「販売手数料」はありませんが、「投資顧問報酬」が発生します。また、ファンドラップ運用に組み込まれている各投資信託の「信託報酬」も必要となります。

  • ファンドによって販売手数料がかからない場合があります。

投資顧問報酬とは、プロが資産運用を代行してくれることなどに対する手数料です。最適なポートフォリオの提案などのコンサルティングや定期的に作成される運用報告書などのサービスへの対価も投資顧問報酬に含まれています。

資産運用において手数料はコストなので、収益率を考えると安いに越したことはありません。しかし、自分のリスク許容度に応じた方針で、プロの考える最適な分散投資が実行できること、またポートフォリオを定期的にメンテナンスしてくれることなどとのメリットとのバランスで手数料を考えてみましょう。

「まだ資産運用の知識に自信がない」、「忙しくて資産運用に時間をかけられない」といった方は、手数料を加味してもファンドラップを検討する価値がありそうです。

もうひとつの注意点として、ファンドラップには「最低投資金額」が定められている場合がありますので、あらかじめ確認しておきましょう。
なお、京葉銀行ファンドラップの最低投資額は3百万円となっています。

ファンドラップは投資商品である以上、絶対に損をしないというわけではありません。相場環境や経済の状況によっては、損失が出る可能性もあります。

「京葉銀行ファンドラップ」は、運用開始から3ヵ月経過していれば、全額または一部のみ解約することも可能です。
しかし、資産運用においては、損失が出たからと言って慌てて売ることが得策とは言えません。

そのため、ファンドラップに投資する場合でも、資産運用でリスクを抑えるための鉄則である「長期投資」を心がけてほしいと思います。

なお、「京葉銀行ファンドラップ」で長期投資を行なう場合、2年程度保有すると投資顧問報酬の中の固定報酬分が20%割引される「長期保有割引制度」を適用できます。長期の資産運用を応援してくれる心強い商品設計となっているので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

記事提供:株式会社ZUU