2017/02/08
「千葉県香取市の歴史的資源を活用したまちづくり」に向けたファンドの活用および連携協定の締結について
株式会社京葉銀行(頭取 熊谷俊行)は、佐原信用金庫(理事長 小森哲)、株式会社地域経済活性化支援機構(代表取締役社長 今井信義)等と組成した「千葉・江戸優り佐原観光活性化ファンド(以下「ファンド」という)」を活用し、今回、香取市の観光活性化の推進に向けたまちづくりをスタートいたします。
なお、これを契機に事業をより円滑に進めるため、本日、「千葉県香取市の歴史的資源を活用した地域活性化に向けた連携協定」を締結いたしました。
1.まちづくりならびに連携協定について
【締結式の様子】
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(左から、バリューマネジメント 代表取締役社長 他力野淳様、地域経済活性化支援機構 代表取締役専務 林謙治様、弊行 頭取 熊谷俊行、香取市役所 市長 宇井成一様、佐原信用金庫 理事長 小森哲様、ノオト 理事 藤原岳史様)
【古民家宿泊事業スキーム図】
【今後の展開について】
全国の古民家再生モデルである兵庫県篠山市での成功実績を持つ、一般社団法人ノオトがメンバーに加わり、香取市においても歴史的資源である古民家を活用したすてきなまちづくりが本格的に展開していきます。
観光における地域活性化を進めることで、将来的には、成功要因をビジネスモデルとして県内全域に適用し、千葉県の観光産業の活性化に向け、地域が主体となって行う活動を支援してまいります。
【連携協定締結について】
政府は「明日の日本を支える観光ビジョン」に基づき、「歴史的資源を活用した観光まちづくりタスクフォース」を組織して、地方に広く存在する古民家等を活用した魅力ある観光まちづくりを推進しています。
香取市においても、具体的に歴史的資源を活用したまちづくりがスタートするにあたり、卓越したノウハウを持つ民間事業者とタイアップし、今回、新たに協定を締結することで、事業構想の中核である宿泊事業を円滑に進められるよう相互協力してまいります。
【連携事項】
①千葉県香取市は、地域の歴史的資源の活用および観光資源や産物等を活かした観光振興を積極的に推進する。
②千葉・江戸優り佐原観光活性化ファンドを活用し、歴史的資源の活用や観光関連事業に積極的に取り組む事業者に対する投融資の判断・実行等の検討を行い、地域経済の成長発展に貢献する。
③相互に定期的な情報交換および意見交換等を行い、必要に応じた連携協力体制を構築 する。
2.ファンド活用について
【1号・2号案件】
香取市における観光業の支援によるまちづくりを実行すべく、平成27年9月に、「ファンド」を設立しております。
今回、まちづくりのスタートに際し、平成29年2月3日にファンドの1号、2号案件として「株式会社NIPPONIA SAWARA不動産」および「株式会社NIPPONIA SAWARA」への投資実行を完了いたしました。
○「株式会社NIPPONIA SAWARA不動産」
歴史的建造物である古民家や遊休不動産を取得、リノベーションすることで地域の町並み整備機能を担います。
○「株式会社NIPPONIA SAWARA」
株式会社NIPPONIA SAWARA不動産が保有する物件を地域の町並みに合わせて運営管理すると共に、地域全体の魅力を高めて発信し、集客アップに繋げる仕組みづくりを行うことで、まち全体の活性化を推進します。
※NIPPONIA…日本を象徴するトキの学術名「ニッポニア・ニッポン」が由来。日本の歴史的な町並みもトキと同じように守り育てる、という思いが込められています。
上記、スキーム図のように、歴史的資源である古民家など、まち全体をホテルに見立てて、観光客が“暮らすように泊まる”宿泊施設や体験型施設を整備しながら滞在時間の増加を図り、インバウンドを中心とした消費獲得により、地域活性化を目指します。
【ファンド概要】
名称 | 千葉・江戸優り佐原観光活性化投資事業有限責任組合 |
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設立時ファンド金額 | 500百万円 |
設立日 | 平成27年9月30日 |
設立時組合員構成 | 株式会社 京葉銀行 佐原信用金庫 株式会社 地域経済活性化支援機構 REVICキャピタル 株式会社 株式会社 RD観光ソリューションズ |
存続期間 | 約6年6ヵ月間 |
業務運営者 |
REVICキャピタル 株式会社 |