2015/09/30
『千葉・江戸優り佐原観光活性化ファンド』の設立および香取市等との包括的連携協定の締結について
株式会社京葉銀行(頭取 小島信夫)は、平成27年9月30日(水)、株式会社地域経済活性化支援機構(代表取締役社長 瀬谷俊雄 以下「機構」という。)および佐原信用金庫(理事長 小森哲)と『千葉・江戸優り佐原観光活性化投資事業有限責任組合(千葉・江戸優り佐原観光活性化ファンド、以下「本ファンド」という)』を、株式会社RD観光ソリューションズおよびREVICキャピタル株式会社を無限責任組合員として設立しました。
また、同時に本ファンドの対象地域である香取市(市長 宇井成一)、「機構」、佐原信用金庫、佐原商工会議所(会頭 石井良典)、香取市商工会(会長 高岡正人)との間で『千葉県香取市の観光活性化に関する包括的連携協定』を締結しました。
1.本ファンドについて
京葉銀行は、本年4月に千葉県における観光業の支援に向けた取り組みをすべく、観光活性化ファンドの立ち上げに協力し推進するために「機構」との連携協定を締結しております。
今回、歴史的にも多くの貴重な資産を有し、また成田空港に近く外国人旅行客によるインバウンド効果が期待できる香取市を中心とする地域を対象に、観光資源の強化を図り、観光客誘致による消費拡大を目指す「観光まちづくりモデル」の構築を考え、当行では連携に基づく初の観光ファンドを設立することとなりました。
当行は機構と佐原信用金庫との連携により、本ファンドを通じて、事業者の成長に必要なリスクマネーを提供すると同時に地域金融機関として、人材・経営面においても必要な支援・助言等を行います。
また、将来的にも本モデルの成功要因を県内全域に適用し、千葉県の観光産業の活性化に向けて、地域が主体となって行う活動を支援してまいります。
なお、本件は観光業の成長を主な目的とし地域活性化を目指すファンドとしては千葉県初の取り組みとなります。
【ファンド概要】
名称 | 千葉・江戸優り佐原観光活性化投資事業有限責任組合 |
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設立時ファンド金額 | 500百万円 |
設立日 | 平成27年9月30日 |
設立時組合員構成 | ㈱京葉銀行 佐原信用金庫 ㈱地域経済活性化支援機構 ㈱RD観光ソリューションズ REVICキャピタル㈱ |
存続期間 | 約6年6ヵ月 |
業務運営者 | REVICキャピタル㈱ ㈱RD観光ソリューションズ |
【運営会社の概要】
名称 | 株式会社RD観光ソリューションズ |
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所在地 | 東京都港区 |
株主 | 株式会社リサ・パートナーズ 株式会社日本政策投資銀行 |
代表取締役 | 田中 敏明 |
名称 | REVICキャピタル株式会社 |
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所在地 | 東京都千代田区 |
株主 | 株式会社地域経済活性化支援機構 |
代表取締役 | 田中 雅範 |
【スキーム図】
2.香取市等との観光活性化に関する包括的連携協定について
【連携の目的】
本協定は、多くの魅力的な歴史的資産や豊富な観光資源を有する千葉県香取市の観光活性化に向けて、地域が主体となって行う事業活動等に対し、各々が相互の連携および協力の下で支援することを目的としています。
本協定締結により、当行と香取市、「機構」、佐原信用金庫、佐原商工会議所および香取市商工会との相互の連携をより密接にし、地域経済の活性化へ積極的に貢献すべく取り組みしてまいります。
【連携事項】
(1)千葉県香取市は、地域の特性や地域資源を活かした観光振興を積極的に推進する。
(2)千葉・江戸優り佐原観光活性化ファンドを活用し、観光関連事業に積極的に取り組む事業者に対する投融資の判断・実行等の検討を行い、地域経済の成長発展に貢献する。
(3)相互に定期的な情報交換および意見交換等を行い、必要に応じた連携協力体制を構築する。
【締結式の様子】
京葉銀行ではこれからも、地域金融機関として千葉県の恵まれた環境を活かし、地域経済の持続的発展に貢献してまいります。