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その他のお知らせ

2014/11/12

シックハウス症候群の予防に対応した店舗づくりの実施

~安心・安全な室内環境をお客様に提供~

 株式会社京葉銀行(頭取 小島信夫)では、店舗戦略において「お客様に便利でやさしいお店づくり」をテーマに『5つのコンセプト』に基づいた安全性と利便性に配慮した店舗づくりを行っておりますが、さらにお客様に安心してご利用いただけるよう、今後は「安心・安全な室内環境の提供」もプラスし、店舗づくりを行っていきます。

 

【導入の背景】
 平成26年1月に新築移転を実施した八千代緑が丘支店のある地区は「子育てに最適なまち」をテーマに、はぐみの杜の愛称で開発がすすんでいます。
 当行もその趣旨に賛同し、外部環境の刺激に対する感受性が高い小さなお子様や若い女性(特に妊婦の方)でも安心してご来店いただけるよう「シックハウス症候群の発生を予防(※)」すべく、安心・安全な室内環境を創造した店舗としました。

 【当行の今後の取り組み】
 上記による取り組みが好結果(下記<参考>参照)であったことを踏まえて、当行は平成28年度までを目途に、新築建替えを予定する3店舗に対して千葉大学様の参画のもと低VOC仕様の店舗とします。
 
なお、今後の新築店舗等へは順次対応していく予定です。

 これにより、ご来店されるお客様をはじめ、その店舗で働く職員へも快適な環境を提供でき、ES(従業員満足度)の向上にもつながります。

 ※「シックハウス症候群の発生予防」の取り組みは、総合大学である千葉大学様の「建築」と「予防医学」の部門が共同で研究を行っている分野です。原因となる建物内の揮発性有機化合物の総量(以下、TVOC)の濃度を抑えた造りとすることで、症状発生のリスクを軽減することを目指しています。
 
当行は今回、京成建設株式会社様および株式会社クマヒラ様のご協力のもと、千葉大学様の産学連携を活用した設計といたしました。

 

<参考>
【実施したシックハウス症候群の予防への取り組み】
 これまで住宅等での予防対策に関する事例はありましたが、さまざまな人が出入りする民間施設において、企画・設計段階からの対応は国内でも珍しく、県内金融機関では初めての取り組みです。
 
シックハウス症候群などの健康障害は揮発性有機化合物(以下、VOC)を主な原因とすることから、その予防のためにはVOC濃度を抑えた室内環境が求められます。VOCの総量であるTVOC値は竣工時に最も高く、経過とともに減少することから、竣工時の値を低くすることが必要であり、具体的には下記内容を中心に実施しました。

 ・設計段階から、使用する内装材、下地材等の材料選定を厳選及びその工法を指定
 ・特に接着剤はVOC発生量の少ない天然素材のものを厳選
 ・指定材料の種類と量の厳守ならびに、適切な使用の確認のために現場確認を実施するなど施工監理の徹底

 【TVOC値の測定結果】
 厚生労働省では、TVOCの暫定目標値を400μg/㎥としています。

 竣工後(開店の1ヵ月後)に測定した結果として、
  ・カウンター内部   104μg/㎥
  ・ロビー         82μg/㎥
  ・セミナー室      68μg/㎥
 と、目標値を大幅に上回る好結果となりました。


 ※過去の研究報告では、竣工直後のTVOC濃度7,100μg/㎥の環境で体調不良が訴えられた事例がある(産業衛生学雑誌2011;53:25-32)

 なお、本件に関しましては、千葉大学様において「平成26年度室内環境学会学術大会」にて発表されることとなっております。

 以 上