■物価と為替

 今、ある商品Aの値段がわが国で1,000円、アメリカで10ドル(1ドル=100円と仮定)だとします。この場合、商品Aはわが国で買ってもアメリカで買っても同じです。

 ところが、わが国の物価が上昇し、商品Aの値段が1,200円になったとして、アメリカでは10ドルのままだとすると、為替レートが1ドル=100円のままでは、アメリカで買ったほうが安くなります。

 全く同じ商品なのだからどこの国でもその価値は等しく値段も同じだという考えに立てば、為替レートは1ドル120円が妥当な水準ということになります。

 つまり、物価が上昇した場合、その通貨の購買力を押し下げる(少ない金額で同じ商品が買える)ことになり、その通貨は一般的に安くなります。