■為替相場と債券の利回り

 円高になった場合を考えてみましょう。円高になると、外貨を円に替える時の手取り額が少なくなるため、輸出企業では競争力が低下し、売り上げが減少します。そのため、輸出企業の業績が悪化し、企業の設備投資などがひかえられ資金需要が鈍化するため、一般に景気が悪化します。その結果、金利水準が低下し債券の利回りも低下します。

 また、円高になると輸入品の物価が下がるため、実質金利(名目金利−物価上昇率)は高くなります。このため、金利を低下させるような動き、圧力が強くなり、新たに発行される債券の利回りは低下します。