閉じる

京葉銀行本店ショーウィンドーギャラリー

手焙り

手焙り(てあぶり)

手元をあたためてくれる小さめの火鉢「手焙り」はお客さまと自分とそれぞれに配置するため、通常、対になっています。由緒ある大きな家には数十対にもなる手焙りが蔵からでてくることもあるそうです。
この小さな火鉢の中にも日本人は美学を求めました。灰の種類、きめの細かさにこだわり、そして寺社の庭で水を使わず、砂や石で山水を描こうとした枯山水の如く、この小さな火鉢の灰にもその美しさを追求したのです。「灰ならし」という歯のついたヘラのようなもので灰に地紋をつけ、波模様や、幾何学的な模様を描き出しひとつの世界を作り出したのです。細やかで、そして粋な心憎い演出です。