閉じる

京葉銀行本店ショーウィンドーギャラリー

雪下駄

雪下駄(ゆきげた)

この雪下駄は、雪道に悩んだ元禄時代のお医者さんが考案したものです。高田藩(現在の新潟県上越市周辺)の御用医、細川春庵が、雪の坂道を上って登城しなければならず、工夫をこらしたのです。
下駄の歯は二本あると雪が挟まるので一本に。つるりと滑らないように、少し前傾に底を削り、体重が前にかかるようにします。鼻緒の止めは普通、裏側に出ていますが、裏に出ていると鼻緒が濡れて表まで水がしみてくるので、止めは下駄底を少しくり抜いたくぼみに納め、フタをし、水の浸入を防ぎます。さらに現在はつま先も濡れぬよう、カバーがつけられ、水をはじくオットセイの毛がつけられています。

<特別出品 竹田 亀治(たけだ かめじ)>
現在、日本で唯一の雪下駄職人と言われている新潟県在住の竹田さん。竹田さんの雪下駄は、伝統の逸品として上越市立総合博物館で展示をされたり、新聞などにも数多く紹介されていますが、職人として、人に履いてもらえる現役の雪下駄作りを続けています。
「私、下駄作りしかできませんから。」と語る竹田さんは、88歳になった今も尚、修行時代に親方が作ってくれたという道具を使い、毎日、心をこめて桐を削っています。