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京葉銀行本店ショーウィンドーギャラリー

行李

行李(こうり)

行李とは柳や籐、竹などで編んだ蓋付きの入れ物のことです。もともとは中国語で他国への使者を指す言葉でしたが、旅や旅人の意味として使われるようになり、日本語としてはさらに旅人の荷物を入れるものの意味へと変化したといわれています。その名の通り、行李はその軽さと丈夫さから、江戸時代に旅の荷物の収納箱として使われていたものが、通気性のよさが衣類の保存に適していたため、衣類や書類などの収納にも使われるようになったものです。また、余分な水分を吸収し、保温性に優れていたため、小さな行李は弁当箱として使われました。自然の素材を生かした生活の知恵といえます。少し前の日本では、どの家庭にも見られた行李ですが、生活様式の変化や材料難などで職人の数も減り、現代においては貴重品となってしまいました。