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京葉銀行本店ショーウィンドーギャラリー

桐箱

桐箱(きりばこ)

桐の原産地は中国で、日本には飛鳥時代に伝わり各地で栽培されるようになったといわれています。日本産樹木の中で最も軽く、木目が美しく、また狂いも少なく柔らかいことから、箱や箪笥に使用する木材としては最高級とされています。伸長率と収縮率が低いので寸法通りの箱を作ることができ、その内部は気密性が高く、湿度から収納物を守ります。また熱伝導率が非常に低く着火点が高いため、たとえ周りが焦げても中は燃えないという特長もあります。これらの理由から衣装や書類だけではなく、刀や掛け軸などの高級貴重品から琴や琵琶などといった楽器、さらには履物、食器等の日用品まで、様々なものを収納し保存するために桐箱が利用されてきました。現代でも美術館や博物館で美術品、貴重品の保存に桐箱を使用したり、金庫の内部に桐を使用したりとまさに桐は日本の気候風土に合った木材であり、その利点を日本人は古くから知っていました。