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京葉銀行本店ショーウィンドーギャラリー

和樽

和樽(わだる)

日本において樽が使われるようになったのは鎌倉時代あたりといわれ、ヨーロッパからアジアを経て伝わりました。耐久性と密封性に優れていることから食品や液体の保存具として発展しました。この樽の登場により遠方までの大量輸送が可能になり、酒や味噌、醤油など醸造業は大きく発展したといわれています。また特に清酒の熟成は杉の木の香りがつくことで深みが増すために、樽が必要とされました。江戸時代の日本は物を大切に使い切るという考えのもとにリサイクル社会が完成されていました。そのため酒樽は酒屋が回収し再利用し、所有者がはっきりしない樽は専門に買い集める行商人がおり、空樽専門の問屋までありました。物を大切に使うという精神をつい忘れがちな現代の私たちにとって、見習うべき点が多いかもしれません。このように樽からは保存や貯蔵だけではなく、物を大切にする知恵まで知ることができます。