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京葉銀行本店ショーウィンドーギャラリー

桶

桶(おけ)

古来より水には浄化や清めのちからがあると信じられていたことから、様々な習慣が生まれたといわれます。打ち水も神が通る道を水を撒くことで清めることから始まり、礼儀作法として、家中を掃除し玄関に水を撒き、客に心地よく家に来てもらおうというもてなしの習慣につながりました。掃除や土ぼこりの防止という意味もありましたが、水が蒸発する際に地表の熱を奪い気温を下げる効果があることから、江戸時代には涼を得るための実用的な意味が大きくなりました。道路の補整や室内空調の発達によりすたれる傾向でしたが、近年ではヒートアイランド現象の対策として見直され、注目を浴びています。打ち水は何気ない習慣ですが、その中に知恵や礼儀作法の伝統を受け継いでいるのです。