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本店ショーウィンドーギャラリー平成25年

2013年10~12月

日本の伝統-日本を詠う-「寛ぐ」

木枯らしが吹き、雪もちらつくと、寒さもいよいよ本番を迎えます。そんな季節はあわてず騒がず、置き火がほどよい加減になった囲炉裏端(いろりばた)で、ほっこりと暖を取りたくなります。
家族揃って火鉢でことことと煮える土鍋(どなべ)を囲むひとときは、身も心も安らぐ寛ぎの時間。これから迎える寒く閉じこもりがちな冬、そんな冬を好んだという与謝蕪村(よさぶそん)は炭火は灰に埋まっていても、いつ煮えるか分からない鍋を、いつか煮えるでしょうと慌てずに処するという心持ちを歌に表しました。
今回は寒い季節でも温もりが感じられる匠たちの逸品を集めています。寒い季節の必需品土鍋、くつろぎの一服のための煙草盆(たばこぼん)、水も漏らさぬ伝統の手桶、木のぬくもりと現代デザインが融合した木製照明、雪にも負けない骨太の山形和傘。寒さを忘我(ぼうが)してくれる匠の技とぬくもりに触れて、これからの季節を快適に過ごしてみてはいかがでしょうか。

2013年7~9月

日本の伝統-日本を詠う-「風涼し」

 梅雨が明けると、風景は夏色に染まります。高く突き抜けるような青い空、真っ白な雲。そして生命力あふれる緑が美しい木々。そんな夏の景色と、一陣の吹き抜ける風を楽しんでいた俳人がいました。小林一茶はある夏の日、住んでいた長屋で、さらりと吹き抜ける風を感じます。奥まった部屋に住んでいた一茶ですが、そんな自分の所まで路地を吹き抜けてきた風に感心し、句にしたのです。
 風鈴を揺らし、暖簾(のれん)をたわめかせる夏の涼風(すずかぜ)。通りぬける風を肌だけではなく目と耳で感じることで、より涼しさを味わうことができます。透明感あるガラスの氷カップ、細いひごが繊細に並ぶ虫かご、そしてゆったりとした風をおこす団扇(うちわ)。いずれも日本ならではの夏の涼を楽しむ旬の道具たちです。小さな品々ですが、そこには長い間受け継がれている日本の伝統の技、文化が脈打っています。見るだけで心が和むのはそのような背景があるからかもしれません。

2013年4~6月

日本の伝統-日本を詠う-「春、満喫。」

旬のものを重ねた俳句「目には青葉 山ほととぎす 初がつお」。他に語る言葉は無くても、冬が終わり、自然が一斉に動き出す春の力を体全体で感じ、喜ぶ気持ちがよく伝わってきます。
 春の草花の勢いには驚かされます。つくしが顔を出したと思えば、いつの間にかスギナに早変わり。よもぎの芽が出始めたから草もちでもと思っているうちに若芽を摘みそこなったり。春の息吹があふれる野山へ自然の力をもらいに足を運んでみませんか。
 外で春を楽しむならば、昔ながらの竹製の弁当箱と、簡単に抹茶が楽しめる茶箱を片手にお出かけ。宴会がある時には、瓶を手拭いで粋に包んで片手にぶら下げ、盛り上げ役の変わり盃を用意すれば、友人との語らいにも一層花が咲きます。
 家でゆっくりと過ごすひと時には器もひとひねり。春の食材を葉っぱのようなお皿で楽しんでみてはいかがでしょうか。

2013年1月~3月

日本の伝統-日本を詠う-「花開く春」

日の光がのどかに降りそそぐ春の日に、落ち着いた心もなく、どうして桜の花は散ってしまうのだろう…。平安時代の歌人がそう詠いあげる春の花、桜。風に舞う薄紅色の花びらはこの上なく美しく、私たちに春の訪れを感じさせます。
 古来より人の心をとらえてきた花。平家の落ち武者は人里離れた地で都を偲(しの)び真っ赤な椿の花を木箱に描き、その絵付けは今も花手箱と呼ばれ熊本県に伝わっています。遣隋使(けんずいし)が持ち帰った中国の飾り紐は現代に水引となってその姿を残し、花や鳥と美しい形を描き縁起物として使われています。美しく、健やかにと女の子の成長を願い花の図柄が施された手まりやぽっくり。花咲く山と共に暮らそうと山の素材を生かして作った花かご。千葉県で編まれたかごは丸みがあり、あたたかな春のお日様のような表情があります。
 木の枝に芽が出始め、つぼみが花開く春がもうそこまで来ています。

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