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千葉みなとショーウィンドーギャラリー平成28年

平成28年10月~12月

ものづくり×伝わる場所

ガラス×千葉県 
起源:昭和36年
場所:千葉県九十九里町
<ものと場所の繋がり>
九十九里に工房を構えるスガハラ(菅原工芸硝子)。海近く、緑豊かな九十九里の地は、高いデザイン性を生み出し、毎年新たなデザイン製品を数多く誕生させます。

波佐見焼×長崎県
起源:慶長4年
場所:長崎県波佐見町
<ものと場所の繋がり>
波佐見焼は、古くから庶民の器として浸透してきました。現在も長崎県波佐見町内の多くの人々が窯業の仕事に就き、全国の食器の約13%を生産しています。最近ではモダンなデザインのものが注目を集めています。

曲げわっぱ×秋田県
起源:不明
場所:秋田県大館市
<ものと場所の繋がり>
大館曲げわっぱは、秋田県大館の天然秋田杉から作られます。大館市は、世界遺産白神山地に属している県の北部と青森県との県境に位置し、天然秋田杉は、細かい年輪と柔軟性、強度をもち日本三大美林※のひとつとされています。
※日本三大美林とは木曽ヒノキ、青森ヒバ、秋田杉です。

輪島塗×石川県
起源:室町時代
場所:石川県輪島市
<ものと場所の繋がり>
能登半島の豊かな森は材料となる木々や漆を育て、気候は漆の乾燥に適しています。能登半島の土の大半を占める珪藻土(けいそうど)※は輪島塗の下地にも使われています。
※珪藻土とは植物性プランクトンの遺殻が化石からできた堆積岩で、能登の埋蔵量は日本一です。

備前焼×岡山県
起源:平安時代
場所:岡山県備前市
<ものと場所の繋がり>
備前焼に使われる粘土は、岡山県備前市伊部(いんべ)の地から採取されます。「ひよせ」と呼ばれる田んぼの耕作土の直下の粘土で、アルカリ分が強く、その土と炎が焼成中に千変万化の窯変(ようへん)※をもたらします。
※窯変とは焼成中に火焔の性質により、酸化したり、または灰が器に降りかかり予期しない焼肌を見せることです。

平成28年7月~9月

涼しむ夏

木桶×千葉県
起源:不明
場所:千葉県野田市

<ものと場所の繋がり>
千葉県野田市の北西部にある関宿は利根川と江戸川に挟まれ、江戸時代に水運の要として発達しました。この地で、千葉県伝統工芸の桶は三代にわたり受け継がれ、伝統技術を生かした桶が作りだされます。

江戸簾×東京都
起源:江戸時代
場所:東京都台東区

<ものと場所の繋がり>
江戸時代、簾は江戸の繁栄につれ、高貴な身分のものから庶民にも広がり使われるようになりました。簾専門の職人がいたことも文献に残っています。江戸時代、隅田川が物流の中心だったため、台東区に職人が多く集まりました。

高岡銅器×富山県
起源:慶長14年(1609年)
場所:富山県高岡市

<ものと場所の繋がり>
慶長14年(1609年)、加賀藩前田利長が7人の鋳物師をこの地に呼び、鋳物場を開設したことから、鋳物の地となりました。日本三大仏に数えられる「高岡大仏」は、伝統の銅器製造技術の粋を集めて作られたものです。

萩ガラス×山口県
起源:安政6年(1859年)
場所:山口県萩市

<ものと場所の繋がり>
萩ガラスは、長州藩中島治平により始められ、隆盛の時代を築きながら激動の幕末に幻のガラスとなりました。平成4年、萩ガラス工房は笠山の石英玄武岩を使用し、当時のガラスを復刻させたのです。

平成28年4月〜6月

ものづくり×伝わる場所

有田焼×佐賀県
起源:400年前
場所:佐賀県有田町

<ものと場所の繋がり>
有田は磁器の原材料となる陶石が多く採れることから、焼物の町として発展してきました。現在有田町には、いくつもの窯元が存在し、伝統的な文様のものから、現代の生活に馴染むデザインまで幅広く作られています。

<訪ねてみたい有田>
有田焼工房では、実際にろくろや手びねり、絵付けの体験ができる所があります。いくつかの好みの窯元を見つけて巡る旅も良いかもしれません。

竹籠×栃木県
起源:昭和30年代
場所:栃木県大田原市

<ものと場所の繋がり>
大田原には、「竹」の林が数多く存在しています。その良質な竹を利用して戦後、昭和30年頃から様々な竹工芸品が作られています。多くの竹工芸家が集結している大田原では、今まで2名の人間国宝作家を生み出しています。

<訪ねてみたい大田原>
那須与一で有名な大田原。生活の道具として作られる竹細工の面白さを伝えようと『日本の竹カゴ復活プロジェクト』を立ち上げました。工房の教室では竹カゴ作りを基礎から教えてもらえます。

京友禅×京都府
起源:元禄時代初頭
場所:京都府京都市

<ものと場所の繋がり>
京都の祇園に住む扇面絵師 「宮崎友禅斎」 によって考案された技法により、着物に模様が描かれたのが始まりとされています。考案者の名前から「友禅染」と呼ばれたこの技法は、京都から日本各地に伝わりました。友禅染めはそれぞれの土地でその文化や特色を取り入れ「加賀友禅」「江戸友禅」のように独自の発展を遂げています。

<訪ねてみたい京都>
京都市内には手書友禅の絵付けを体験できる場所があります。昔からの技法を学び、時代に思いを馳せながら自分だけの作品を描いてみるのもいいかもしれません。

甲州織物×山梨県
起源:江戸時代初頭
場所:山梨県富士吉田市

<ものと場所の繋がり>
織物の産地として有名な山梨県の特産品甲州織は伝統のある美しい織物で、別名甲斐絹とも言われております。明治期になると養蚕が発展し、大きな産業となり洋長傘地やハンカチ、ネクタイ、ストール等の多くの織物に使われるようになりました。2012年から山梨のハタオリ職人、工場、ブランドが集まり『ヤマナシハタオリトラベル』を立ち上げました。

<訪ねてみたい富士吉田>
富士山の麓にある街、富士吉田。甲州織はこの美しい街から生まれています。「ヤマナシ ハタオリ トラベル MILL SHOP」(富士急行富士山駅)では多数のアイテムを直接購入できます。

木撥×千葉県
起源:大正末期頃
場所:千葉県流山市

<ものと場所の繋がり>
自然豊かな流山は白く艶のある樫が多く採れます。それは三味線の木撥作りに最も適した材料であることからここ流山で作られるようになりました。日本全国でも手作業で作られる木撥はここ流山だけとなり、その最後の木撥職人が現在も丁寧に作り続けています。

<訪ねてみたい流山>
流山市を流れる利根運河には、四季折々の花が河川敷に咲き乱れます。「街中森づくりプロジェクト」は、街の小さなスペースに椎木や樫木を織り交ぜながら、小さな森の再生を行っています。

平成28年1月〜3月

冬言葉/冬色

『お正月』/漆黒色(しっこくいろ)
「正月」とは、歳神様(としがみさま)という新年の神様をお迎えする行事のことを指します。重箱に入れられたおせち料理もその神様のおもてなしのひとつです。深みと艶のある重箱の黒色は漆黒色とよばれ、その重厚さが、紅白や金などの料理の色をより一層引き立てます。

『書き初め』/墨色
新年に初めて毛筆で文字を書く「書き初め」。吉書(きっしょ)、初硯(はつすずり)などとも呼ばれます。墨色は「墨の五彩(濃、焦、重、淡、清)の“焦”にあたる黒に近い灰黒色(かいこくしょく)のことです。昔は和紙に硯で擦った墨を含ませた毛筆を滑らせることが日常でした。

『冬日和』/紅緋色(べにひいろ)
穏やかな冬晴れを指す厳冬の季語「冬日和」。陽射しに誘われて散歩してみると、庭先に咲く梅やロウバイの花や公園で紅緋色(黄みのさえた赤)の凧揚げを楽しむ親子の姿が、思いがけずに目に飛び込んできます。寒さを忘れる悦びのひとときです。

『七草粥』(ななくさがゆ)/草色
年間の無病息災・豊作を願って、1月7日に春の七草を食する「七草粥」。春の七草とはセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロのこと。白い粥に垣間見える草色(くすみのある濃い黄緑色)が、健康効果を感じさせてくれます。

『牡丹雪』(ぼたんゆき)/牡丹色
古来から絢爛(けんらん)な色と形から富貴の花として愛された牡丹。伝統色の牡丹色は鮮やかな赤紫ですが、実際の花の色は白やピンクもあり、さまざまです。「牡丹雪」とは牡丹の花びらのような大きな雪片(せっぺん)として降る雪のことで、晩冬の牡丹雪をみると、いよいよ春も近いと感じさせてくれます。

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